“地域のためにできることを” 就農8年目「原田さん」を訪ねました!
こんにちは!だんだんと涼しくなってきましたね!
今回も防府市内で活躍されている農家さんにお話を伺ってきました!
今回訪ねたのは、防府市大崎で露地野菜を栽培されている原田慎司さんです。
就農8年目、現在はたまねぎ・ニンジン・サツマイモ・里芋を軸に農業を営んでおられます。
✔︎サツマイモ収穫を体験
これから旬を迎えるサツマイモ畑にお邪魔しました。収穫は10~11月ともう少し先ですが、今回は特別に試し掘りをしていただきました。
土の中からきれいな紅色が見え隠れ
サツマイモって1本の苗からこんなにとれるんですね。笑
まだ少し小ぶりですが、めちゃくちゃおいしそう。
収穫したサツマイモは、甘味を引き出すために少し寝かしてから出荷します。
✔︎独立するための情報収集は欠かさない
農家として独立する上で不可欠なのが情報収集。原田さんは現在も栽培方法に関する情報など欠かさず集めているそう。
「FacebookやYouTubeで県外の農家さんの活動や栽培方法を見て勉強しています。コロナウイルスの影響で県外視察が難しくなりましたが、ネットを通じてでもできることはたくさんありますね。」
✔︎SDGsによる追い風も
農林水産省が、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の流れを受け、今年5月に“2050年までに耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に高める”という目標を掲げました。
その影響により農業者の関心も高まっているのか、有機農業に取り組む原田さんの周りでもいろいろ話題になったとのこと。
今後は、ますます原田さんのつくる有機野菜に注目が集まるようになると良いですね!
✔︎防府で農業をすることの良さは?
「一番は農地を比較的確保しやすいことですね。農業がもともと盛んな地域だと新規就農できるほどの土地を確保できない場合があります。それに比べると、防府市は比較的参入しやすい地域だと思います。」
「それから、「住みやすさ」に関して防府市は良いところが多いですね。
衣食住をはじめ、医療、子育てに関して困ることはないし、福岡や広島などに行く際にも高速道路のICがすぐ近くにあるためとても便利です。」
✔︎地域のためにできること
“地域のために色々な活動もしていきたい”と語る原田さん。
「近隣は古くからの米農家が多いが、後継者不足で荒地になったり太陽光発電用の土地になったり。就農者が増えれば農地を残すだけでなく、きれいな景観を守ることもできるので、地域を守る活動もやっていきたいです。」
生産だけでなく、農業を通じた地域貢献も考えていらっしゃる原田さんをこれからも応援していきたいと心に誓った私なのでした。
原田さん、忙しい時期にお時間をさいていただき、ありがとうございました!
今後も防府の素敵な農家さんを訪問していきますのでお楽しみに!
【『原田さん』過去の先輩農家インタビュー】