【祝30周年】大道レザーファン部会の記念式典を取材しました!
こんにちは!
いきなりですが、皆さん「レザーファン」という作物をご存知でしょうか?
シダ植物の一種でフラワーアレンジメントの土台等として使用され、お花が好きな方からすれば、なくてはならない存在なんです。
そんなレザーファンですが、実は防府市が全国有数の生産地ってご存知でしたか?
ということで今回は、防府市が誇るレザーファンについて、そして栽培活動を続けてきた「大道レザーファン部会」の成り立ち、さらには設立30周年記念式典の様子をご紹介します。
◇レザーファンについて
防府市の大道地域は、「八丈島」や「種子島」と並んで全国有数のレザーファン産地(生産量全国3位)なんです。
このレザーファン、実は栽培管理が比較的簡単であり、年間通して収穫ができる作物です。定植作業は10年に1回程度で、定植してから10カ月程度で収穫が開始できます。
国内流通量の7割ほどは外国産ですが、国産のレザーファンは高品質で人気が高く、需要が多くあります。
さらに、平成30年に開催された山口ゆめ花博で華道家の假屋崎省吾先生が自身の作品に大道レザーファンを使用されたことがきっかけで、個展の際にも大道レザーファンを活用されており、品質面においても実績があります。
つまり、農業初心者の方でも比較的栽培しやすく、かつ需要もある作物というわけですね。
◇大道レザーファン部会」の成り立ち
防府市でレザーファンの栽培がスタートしたのは平成2年。
大道エリアは、瀬戸内海に面した温暖な気候を生かし、当時から水稲や小麦に加え、白ネギなどの露地栽培、カーネーション・電照菊などの花き栽培が盛んに行われている地域でした。
その中で水稲の生産調整対策の一つとして話が浮上してきたのが「レザーファン栽培」。地区懇談会を中心に賛同した23名の方々によって大道レザーファン部会が発足しました。
◇設立30周年式典に潜入!
昨年、2021年に部会発足から30周年を迎えられました。コロナの影響により1年延期のとなりましたが、今年11月4日に記念式典が執り行われました。
4代目部会長の戸倉さんのご挨拶から始まり、県内外の関係者の方々からのお祝いのお言葉をいただき、改めて大道レザーファンは素晴らしいものだと改めて感じる瞬間でした。
最後には、長年大道レザーファン部会で活動されてきた弘中さんから、30年間のあゆみを振り返るプレゼンテーションをしていただきました。
台風や豪雨などの被害に何度も遭いながらも、今日までレザーファン栽培を継続されてきた方たちの想いに触れることができ、とても感慨深い時間でした。
◇最後に
大道レザーファン部会では早期退職を迎えた方や兼業農家などの新規栽培者を募集しています。
実は農協で栽培ハウスのレンタルが可能なため、初期投資を抑えてスタートすることができるんです!
レザーファン栽培に興味がある方は、是非一度ご相談ください!
防府市が誇る大道レザーファンを一緒に盛り上げていきましょう!!