拓け!!ほうふ農みらい

先輩農家インタビュー

働ける人になるために。

農業大学校2年生 玉木 日明子 さん

Q.農業大学校で何を学んでいますか

私が所属している土地利用学科では、主に米、麦、大豆や露地野菜といったいわゆる土地利用型作物について学んでいます。また、この学科では、機械操作についても詳しく学べる機会が多いです。例えば、トラクタの作業機付け替え作業など、学生同士で行いながら操作方法やメンテナンス方法を習得しています。基本的な作物の知識だけでなく、農業機械の操作やメンテナンスについても幅広く学んでいます。

 

Q:農大に進学しようと思ったきっかけは何ですか?

私は長時間座って勉強することや話を聞くことが苦手でした。高校進学のときにそのことを母に相談すると、「実践的な学びができる学校に行ってみたらどう?」とアドバイスをもらい、農業高校の生活科学科に進学しました。その生活科学科で野菜を育てる実習があり、作物の生長を目の当たりにしたことが楽しく、農業に夢中になるきっかけになりました。また、そのとき食と農業が密接に関わっていることを実感し、その楽しさに魅了されました。

 

Q:インターンでどのような作業をしましたか?

インターン研修では、ドローンを使った防除作業の補助やブームスプレーヤでの除草剤散布、サブソイラという機械を使った圃場の排水対策、耕耘、草刈りなど多岐にわたる作業を経験しました。特にドローン防除は、学校ではできない作業なので良い経験になりました。

 

Q:インターンで得た学びや変化は何ですか?

インターン研修を通じて、自分の力不足を痛感しました。学校で学んできた知識や技術がある程度身に付いていると思っていましたが、実際の現場では通用しないことが多かったです。それがとても悔しく、現場での経験が不足していることを強く感じました。また、農業機械の操作や作業における効率の重要性も学びました。学校で機械の操作を学びましたが、実際の現場で使われる機械は大型かつ高性能で、学校のものとは操作感や作業効率に差があることを実感しました。学校の中だけではなく、もっと現場での経験を積み、色々な人たちから知識を吸収することの重要性を再認識しました。

 

Q:農業の魅力は何だと思いますか?

農業の魅力は、成果が目に見えることです。自分が手がけた作物の生長が目に見えて分かるので、やりがいを感じます。また、農業はその人によって形が大きく変わります。昔ながらの農業を守るスタイルもあれば、ブランド化や差別化を目指すスタイル、儲かる農業を追求するスタイルもあります。自分のスタイルを自由に作り上げることができ、自分の好きなやり方でできること、毎日が実験のようで楽しく感じることも、農業の魅力の一つです。

 

Q:今後の目標は何ですか?

私の目標は「働ける人」になることです。これは高校生のときから持っている目標で、今もその想いは変わっていません。主観ではなく、周りの人から見て、しっかりと働ける人だと認められるような存在になりたいです。どんな人からも信頼され、尊敬されるような働き方を目指しています。それに向けて、これからも努力を続けていきます。

 

Q:農業に進むことを考えている人にアドバイスはありますか?

農業を甘く見てはいけません。アニメや漫画で描かれるようなスローライフは現実には存在しませんが、それよりも非常にやりがいがあり、楽しい仕事です。農業は身近な存在で、誰でも気軽に挑戦できる分野だと思います。農業に興味を持った人は、あまり恐れずに一歩踏み出してみてほしいです。

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