公益財団法人やまぐち農林振興公社について

当公社は、山口県の農林水産業の持続的かつ健全な発展ならびに農地及び森林の有する多目的機能の発揮を図り、農山漁村の振興及び県民福祉の向上を図ることを目的としています。

「担い手支援日本一！」を掲げ新規就農・就業を支えています

「農業担い手・新事業支援部 担い手支援課」は、就農希望者向けの総合窓口の役目を担っており、県内外の就農を希望される方へ、積極的に相談の機会を設け、山口県での就農・就業に向け、相談者にとって有用な情報提供を行っています。また、相談者の希望に応じて防府市にあります山口県立農業大学校、市町、ＪＡなどの関係機関への情報提供・情報共有を行います。

県外からの就農・就業相談に取り組んでおり、山口県へ来て・見て・体験してもらう、移住就農希望者を対象とした相談会と見学ツアーを開催しています。

（首都圏相談会セミナーの様子）

相談会は、主に首都圏を中心に就農相談イベントを開催したり、新農業人フェアなどに出展し相談ブースを構え、移住就農希望者の相談対応を行っています。
また、相談者の就農イメージが膨らむように、就農した先輩や法人などをバスで巡り、現地で実際に話を聞くことができる「やまぐち就農ゆめツアー」を年に数回開催しています。

（防府市内見学の様子）

そして、実際に就農に向けイメージが具体化してくると、ビギナー農業体験研修や農業大学校の短期入門研修など実際に農業を体験いただけるメニューもご紹介しています。
農地の確保や資金の相談など、就農後も県や市町と連携しながら、継続して支援を行っていきます。
相談から研修、就農、定着まで、県や市町と連携しながら、一貫した支援体制で新規就農希望者を迎えています。

令和２年からは、後継者を探す農業者と就農希望者とのマッチングを行うため、継承希望法人の情報収集や仕組みづくりにも取り組んでいます。

就農相談状況について

平成29年度607件、平成30年度614件、令和元年度768件の相談がありました。最近は県内の相談件数は減少傾向にありますが、首都圏などでの相談会を積極的に行っていることなどから、県外からの相談者が増加しています。
また、法人への就農が増加傾向にあります。特に若い就農希望者は、自営就農に比べ、給与面など安定していることに魅力を感じているようです。何年かは法人で経験やノウハウをしっかり学び、次のステップとして自営就農するという目標を持たれている方も増えてきているようです。

今年度の取り組みについて

今年度に関しては、新型コロナウイルスの関係で首都圏の就農相談イベントがキャンセルとなり、相談会などが思うように開催できていません。
そこで、どなたでも気軽に相談いただけるよう、従来の電話相談だけでなく、オンライン相談会を新たに始めています。就農についての疑問や不安など、顔を見ながら相談できることで相談者と応対者の距離も近く感じ、電話に比べ、より有意義な相談機会となっているように感じます。今後は出展相談会と絡めながら実施したり、市町も一緒になって取り組んでいけたらと思っています。

（オンライン相談会の様子）

さらに、状況を考慮しながら、「やまぐち就農ゆめツアー」も開催していく予定です。
また、８月８日（土）には、山口グランドホテルにて、第１回やまぐち農林水産業新規就業ガイダンスを開催します。県内の農業法人、市町、関係団体など約５０団体が出展し相談を受け付けますので、お気軽に参加いただければと思います。なお、首都圏向けの相談会等も開催を予定していますので、詳しくはホームページをご覧いただきますようお願いします。

アドバイスやメッセージをお願いします。

山口県にゆかりがある方もない方も大募集です。“就農を希望する市町が決まっている”“作りたい作物が決まっている”など具体的な思いがあれば、より具体的な相談機会となります。全く何も決まっていない方についても、農業大学校で研修を受けながら、作物を決め、住む市町を決められるというのでも構いません。移住・就農後は、県、市町の関係機関はもちろん、地域の皆さんとコミュニケーションをとり、その土地のルールを守りながら輪の中に入っていかれると良いと思います。
農業は、初期投資も掛かりますし、易しい職種ではありません。情報収集や相談・体験をされて向き不向きを見極めながら物事を進められることをお勧めします。

まずはお気軽に相談してみてください。私たちがお待ちしております！

公益財団法人やまぐち農林振興公社（http://www.y-agreen.or.jp/）
ＴＥＬ：083-902-6696
※オンライン相談会は、７月２１日以降より随時受け付けております。