拓け!!ほうふ農みらい

先輩農家インタビュー

農業は助け合う関係が大切

栽培品目/小松菜・春菊・小菊

押元大作さん、美帆 さん

就農されたきっかけを教えてください。

就農前は、東京のスーパーで働いていましたが、外に出て物作りがしたいという漠然とした想いがありました。
その際に、池袋で行われていた就農ガイダンスの山口県のブースに顔を出したのがきっかけで、漠然と考えていた事を徐々に現実的に考えるようになりました。山口県の様々な制度を利用して、安心して農業を始められるという事を知り、山口県での就農に興味を持ちました。

就農までの経緯を教えてください。

山口県に来て、農業大学に社会人研修で1年間通いました。
その後、現地研修を1年間受けて就農しました。農業大学に通っているときは、給付金とパートの収入で生活をしていました。

農作物は、どのようにして決められましたか?

通年で小松菜、冬だけ春菊、夏に小菊を育てています。
初期費用を抑えて始められることや、種を撒いて直ぐに採れること、借金をせずに始められることを考え、品目を決めました。
運がいいことに、中古ハウスをいただくことができ、初期投資を抑えることができました。

就農前と就農後で生活は変わりましたか?

スーパーで仕事をしていた時は、シフトの関係で時間が不規則でしたが、就農後は、朝昼晩とご飯が食べられるようになり、規則正しい生活に変わりました。
休みに関しては、就農してからの方が減りました。
農業は、何かしら仕事がありますので、1年を通してほとんど休みはありませんが、前職で働いていた時よりストレスは無くなりました。

今後の展望を教えてください。

現在は、規模を大きくすることなどは考えておらず、夫婦2人でできる事をやっていきたいと思っています。
その1つが秀品率を上げ、規格外を減らすことです。秀品とは、市場等で販売できる品質の農産物のことです。ますは、今作っている作物の品質を上げていきたいと考えています。

今から就農される方へのアドバイスをお願いします。

ある程度貯蓄がないと厳しいと思います。
テレビで「移住してきて農業をやっています」というような番組が放送されていますが、金銭面のことはあまり触れていません。
金銭面に関しては、生活に直結するすごく重要な事ですので、ある程度貯蓄がないと本当に生活が厳しくなると思います。
確かに給付金などありますが、それだけで生活していく事は難しいですし、農作物は直ぐに現金にする事はできません。
種を撒いて収穫するまで最低2ヶ月くらいはかかります。金銭的な事をしっかり調べたり、関係機関で相談されたりする事をお勧めします。

また、人の繋がりも大切です。その点、農業大学は、人の繋がりを作るにはとても最適な場所でした。
私達は社会人研修だったので、一緒に学んでいる人達の前職が皆バラバラで面白かったです。もちろん、農業に対する志は皆同じなので、卒業後も情報交換をしあったり、何かと助け合う関係が続いています。

就農のお悩みや、支援体制をもっと知りたい etc

まずはお気軽にご相談ください

総合窓口 : 防府市農林水産振興課担い手支援室

ページ上部に戻る