拓け!!ほうふ農みらい

先輩農家インタビュー

山口県立農業大学校へのインタビュー

山口県立農業学校について

農業大学校は、山口県内で「農業を担う人材」を育成する機関です。

2年間の学生部門と社会人部門「やまぐち就農支援塾」があります。
学生部門は、園芸学科3コース、畜産学科2コースの計5コースとなっており、やまぐち就農支援塾のうち担い手養成研修は、今から農業を本格的にやりたい方や、農業法人に就職を考えている方を対象とした1年間のコースです。
授業や実習については、学生部門も研修生も月曜日から金曜日に行われ、土曜日と日曜日は当番制で作物等の世話をしています。
寮も併設されており、学生部門は全寮制、研修生の方は希望制です。

支援体制について

野菜、果樹、花、畜産など各分野の専門家が講義を行い、農業の担い手育を成しています。病気、害虫、土壌肥料などの専門家も常駐していますので、様々なプロフェッショナルから直接学ぶことができます。

学校の主要な事業について教えてください。

農業の担い手を育てる教育機関というだけでなく、県、市町、農協などと連携して農地の確保や機械設備、資金などの相談を受け、関係する機関を紹介するなど、就農者の支援も行っています。
また、やまぐち就農支援塾では、就農を検討中の方を対象に短期入門研修を年3回程度開催しています。この研修をとおして就農方法の説明や農業実習体験、先輩との意見交換などを行い、本格的に農業を目指すきっかけづくりを行っています。

さらに、年4回、県、市町、やまぐち農林振興公社など、就農支援を行う関係機関の担当者会議が農業大学校で開催されますので、その際に情報交換や学生・研修生との面談も行っています。学生達は、在学中に就農希望市町や関係機関へ相談できる機会があるので、スムーズに就農できる取組だと思っています。

就農実績について教えてください

担い手養成研修を修了された方の就農率はほぼ100%で、自営就農が多い傾向にあります。これまでの会社勤めとは違い、自ら経営したいという思いが見て取れます。学生部門は、若い方が多いため法人に就農し技術を高め、将来独立したいと考える学生が多い傾向にあります。

近年の傾向について教えてください

作物で言えば、いちごやトマトを希望される方が多いです。県内に産地が増えてきたということや、市場などでの取引価格が安定しているところも選ばれる要因として考えられます。

また、最近では、栽培施設・農地・住宅をパッケージとして打ち出して就農者を歓迎している市町もあります。防府市のように、農協の生産部会で研修を受け入れ、実際の生産者の下で栽培技術を習得できる体制を整えている場合は、県外からの就農希望者は入ってきやすいのではないかと考えます。

アドバイス、メッセージをお願いします

農業を始めようとする動機は人それぞれで良いと思いますが、「農業でもやってみよう」ではなく、自分の足で情報収集し「自分がどんな農業を目指すのか」を明確にされることをお勧めします。自分が就農したい市町がありましたら、その場所に行って様々な情報収集をされ、就農後のイメージをしっかりもたれると良いと考えます。
“こういう農業がしたい”と具体的なイメージをもち、本校での技術習得を明確にしていただけると非常に充実した研修期間を過ごすことができます。

少しでも農業に興味をお持ちの方は、本校の短期入門研修や、やまぐち農林振興公社のビギナー農業研修など、農業体験メニューが充実しておりますので、実際に体験してみることをお勧めします。

情報提供

○山口県立農業大学校(https://www.yamaguchi-noudai.jp/
TEL:0835-38-0510

○やまぐち就農支援塾(https://www.yamaguchi-noudai.jp/20200503162057
TEL:0835-27-2714

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まずはお気軽にご相談ください

総合窓口 : 防府市農林水産振興課担い手支援室

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